中学生の時とは違って身近にギターを教えてくれる人もいます。
ギターの上手な友人から初心者用ギター教本を借りて 練習を始めました。
ただし、初心者にとってアコギは技術的にちょっと敷居が高く、本当はエレキの方が入りやすかったということを知ったのはアコギを買った後でしたが、アコギの見た目に惚れた者の弱みで後悔はしませんでした。
社会人になったことで少しばかり自由に使える金が手に入り、そのおかげで自分好みのギターを買うことはできましたが、学生時代とは違って、社会人にはあまり自分の自由になる時間がありませんでした。
新社会人ですから覚えなければならない仕事の量も多く、また仕事の要領も良くないので、 ギターを弾く時間をなかなか捻出することができず、ギターの腕前は全く上がりませんでした。
私のアコギはいわゆるエレアコと呼ばれる種類のもので、ラインアウトでギターから録音機材に直結して録音することができます。
当時、カセットMTRでオリジナル曲の多重録音をしていたので、ギターの得意な友人は喜んで私のアコギを録音に活用してくれました。
しかしそれ以降、仕事の忙しさを理由に、約30年に渡り、そのアコギはほとんど弾かずじまいになってしまったのです。