人から譲り受けたギターをまた手放してから、しばらくギターとの縁は切れてしまいます。
高校生になると、同級生でギターが弾ける人も出てくるようになりますが、自分で弾きたいと思うことはありませんでした。
当時の私は音楽も好きで毎日熱心に聴いていましたが、どちらかというと映画の方が好きでした。
毎月、映画雑誌を買って読むのが何よりも楽しみで、(その頃、スクリーンとロードショーという2大映画雑誌があり、私は専らロードショーを愛読していました) 当時発売されたばかりのSONYのホームビデオカメラが同級生宅にあり、それを借りて自主製作ドラマなどを作って遊ぶ、そんな高校生生活を送っていました。
高校を卒業して専門学校に通っていた頃、高校時代の同級生二人が、ギターで自作の曲を演奏して楽しんでいるところに参加しないかと 声をかけてもらいました。
練習スタジオで大きな音を出して演奏をしてみたいが どうしてもドラマーが必要だというので私に声をかけてきたようでした。
私はドラムの経験など全くなかったのですが、何やら面白そうな予感がして、すぐさま参加させてもらうことにしました。
二人の同級生はどちらもギターが弾けるのですが、そのうちの一人はギターソロをアドリブで弾けるほどの腕前でした。
ギターをそこまで弾ける人をまじかで見たことがなかったので、友人のギター演奏に魅了されてされてしまいました。
そして自分でもまた、ギターを弾けるようになりたいと思うようになりました。